フリークエンシーとは?フリークエンシーキャップの最適な回数っていくつ?
フリークエンシーとは
「あるユーザーが同じ広告に接触する頻度」
のことをいいます。
純広告のように期間・設置場所が定まっている広告ではフリークエンシーの調整はできませんが、落札型の広告(DSP・SSP・アドネットワーク等)であればフリークエンシーの調整を行う事が可能です。
フリークエンシーの最適な回数っていくつ?
フリークエンシーキャップは非常に重要。
なぜなら制限をせずに配信し続ければ、ユーザーにしつこいと思われ広告主側の信頼性が失われるかもしれないからです。
また、まったく興味のない訪問者に対してもずっと広告を配信してしまうため、広告費をムダに垂れ流してしまうといったデメリットもあります。
では、最適な回数をどのように見極めれば良いのでしょうか。
スマートフォンの最適なフリークエンシー数
2012年のものですが、スマートフォン広告におけるフリークエンシーと広告認知率についての調査結果が出ています。
フリークエンシーとディスプレイ広告認知率に関して相関関係が見られ、フリークエンシーの増加とともにディスプレイ広告認知率は上昇する傾向を示し、フリークエンシー4回において、広告の接触者の半数となる約50%が広告を認知する結果を得ることができました。
フリークエンシー 広告認知率 1回 38.20% 2回 39.60% 3回 44.00% 4回 49.60% 5回 52.80% 6回 52.50% 7回 51.40% 8回 54.10% 9回 56.20% 10回 59.50% 引用元:http://www.dac.co.jp/Contents/pdf/press/20120124_Y_Smartphone.pdf
フリークエンシーが多ければ多いほど認知率は上昇しているように見えますが、5回以上はコストパフォーマンス的に増やすメリットが少ないと言えるでしょう。
とはいえ、商品の金額や目標にしているCPA(顧客獲得1人あたりの配信金額)によってもフリークエンシーの適正値は異なります。
たとえば数十万円の高価な家具や、家・車など耐久年数の高い資産の場合、広告に数回接触したくらいでは購買意欲が沸かない可能性も出てくるからです。
そのためフリークエンシー数を増やしてその広告を多く見せてあげる必要が出てきます。
目標CPAを元にフリークエンシーキャップを調整し、最適な効果を得られるようにしましょう。