オーディエンスって?ターゲティングや拡張について解説
オーディエンス(audience)とは「聴衆」という意味ですが、広告用語においては「サイトに訪れたユーザー」を指します。
これを見ているあなたも当サイト視点からするとオーディエンスになります。
オーディエンスはSNS、ニュース、ショッピング、ゲーム、転職など1日必ず何かのサイトを見ています。
このオーディエンスの閲覧履歴や行動情報(Cookie)を抽出した情報から「性別」「年代」「嗜好」などオーディエンスの傾向を予測したデータを広告業界ではオーディエンスデータと呼びます。
※Cookie(クッキー)…ユーザーがブラウザ上でアクションを起こすたびに記録されるデータ。
このオーディエンスデータを蓄積しているシステムをData Management Platform(データ・マネジメント・プラット フォーム)といいます。
突然ですがここで1つ質問です。
30代独身でPS4のゲーム攻略や発売情報を見ている人が興味のあることはなんでしょう?
答えは誰にでもわかると思います。
この人に対し、マンション売買や車の広告を配信しても購入してくれる可能性はほぼ0%に近いですが、PS4のゲームやスマートフォンゲームの広告を配信すれば購入してくれる可能性は高いです。
オーディエンスデータを使った配信はこのように購入につながらない人への配信を減らし、購入してくれる可能性のある顕在・潜在見込み客に配信したほうが広告主にとっても、ユーザーにとってもメリットが高いため、昨今の広告配信ではこのオーディエンスデータを使って配信することが主流になっています。
多くの潜在顧客を見つけ出す方法「オーディエンス拡張」
現在のインターネット広告ではもはや常識となったリターゲティング広告。
たとえば「A」に訪問経験のあるユーザーに対し「A」の広告を配信する、という仕組みです。
しかし逆を言えばリターゲティング広告は「サイトを訪問したことがあるユーザー」しかトラッキングできないので、どうしても配信数に限りがあります。
そこでリターゲティングユーザーと似たような別のユーザーにもAの広告を配信する仕組みが取られています。
この一連の流れを「オーディエンス拡張」と言います。
現在のインターネット広告で多く用いられている。
例えばAというサイトに訪問した人がその後別のサイトを訪問した際にAの広告を配信するような仕組み。
しかしリターゲティング広告は「サイトを訪問したことがあるユーザー」しかトラッキングできないので数に限りがある。
ユーザーと似たような別のユーザーにもAの広告を配信する仕組みが取られている。
ここで用いるデータがオーディエンスデータであり、この一連の流れを「オーディエンス拡張」と言います。